プロが伝える脳卒中後の歩行能力と装具選びのポイント!トータルボディメイクつくば・代々木!

脳卒中後の歩行能力は装具選びで決まる

今回は、脳卒中後の歩行で使用している装具について

メリット、デメリットを理解し

歩行能力を最大限に発揮するポイントをお伝えいたします。

お使いの装具、歩行能力を最大限に発揮するために

今の体に合っているのでしょうか?

脳卒中後の装具の役割

脳卒中後の歩行には

装具はどんな役割を果たすのか?

それは、

「麻痺をした脚が揺れないようにしっかり支える」

「前に進みやすくする」

「脚を降り出しやすくする」

主にこの3つです。

それぞれ説明していきたいと思います。

1つ目は、脚の支えの役割です。

麻痺をした脚で踏ん張ると

腰の崩れ、膝折れ、膝や足のつっぱりが

起こりやすくなります。

足を固定することでこれらを防ぎしっかり支えます。

2つ目は、前に進みやすくする役割です。

足で前に蹴る力が弱くなります。

そのため、足首を固定せず前へ曲がるように設計することで

前に進みやすくします。

3つ目は

麻痺の脚を降り出しやすくする役割です。

麻痺により、足先が地面に引っかかりやすくなります。

足を地面に引っ掛けないためには

膝を曲げ、足首を持ち上げることが必要です。

装具により足先の垂れ下がりを防ぎ

降り出しやすくします。

装具のタイプとメリット、デメリット

では、現在お使いの装具はどんな機能が備わっているのか

装具をタイプで分け、

メリット、デメリットをご説明いたします。

タイプ1

足首が固定されている

足底が覆われている

メリット :

姿勢が揺れにくく固定される

足のねじれや変形を抑える

デメリット:

足首が固定され動かせないため、歩きが滑らかでない

踏み返しが出来ず、足指で地面を蹴ることが出来ない

タイプ2

足首が上下に動く

足底の後ろ半分まで覆われ、足先は覆われていない

メリット:

脚の運びを滑らかにし、歩きやすい

踏み返しがしやすい

足先を地面に引っ掛けにくい

デメリット

膝折れしやすい

スピードコントロールが難しい

体が前後に揺れやすい

タイプ3

既製品:購入に時間がかからないが、足型に合っていない

採型 :型どりと調整に時間がかかるが、足型に合っている

どのタイプにも一長一短があり、

自分の体に合ったものをしっかりと選ぶ必要がありますね。

長年装具を使用する脳卒中の体の特徴と変化

ここで、装具を使用している方に問いかけです。

「ご病気を患ってから、装具はいつ作成をしましたか?」

「今お使いの装具は何年くらい使用していますか?」

ほとんどの方が、リハビリの入院中に装具を作成している方が多いと思います。

そして、ほとんどの方が、“同じ装具”を“何年も”使用していると思います。

人の体は絶えず変化しているため、装具作成時と数ヶ月、数年経った現在では

身体機能が違うのです。

では、脳卒中を患った体はどれくらい変化するのでしょうか?

関節の動きについて、

麻痺で動かない、筋の突っ張りがずっと続く、装具で足を固定している場合、

たったの1週間で固くなり始め、1ヶ月経つとかなり固くなります。

筋力は、年齢を1つ重ねるごとに約1%減少します。

30歳代と80歳代とでは筋力は約半分に衰えます。

脳卒中後、体を支えるために特に必要なお尻の筋力は、

3割〜7割弱くなってしまします。

身体機能に偏りがある体でかばいながら歩き続けると、

3週間〜7ヶ月で崩れた歩行のパターンが定着します。

せっかくなら回復してきた身体機能を最大限に活かして

上手に歩きたいですよね。

では、装具を使いながら歩行能力を最大限に発揮するポイントを

お伝えいたします。

歩行能力を最大限に発揮するポイント

適切な装具選びのために

大切な脚の身体機能を3つお伝えいたします。

1足首が上下に動かせる

2腰(股関節)が崩れずに片足で支えられる

3膝を曲げて足踏みが出来る

これらの3つの動きが出来るならば、

・足首が動くタイプ

・足裏全体を覆わないタイプ

・硬すぎない採型のタイプ

これらを備えた装具をお勧めします。

これにより

・足で衝撃を柔らかく吸収する

・体をスムーズに前へ進める

・脚を滑らかに降り出す

ことが可能となり歩行能力を最大限に引き出すことが出来るのです。

最後に現在の装具は両サイドが支柱やプラスチックで覆われており

左右の動きを調整する機能は備えていません。

腰の支えがしっかりしている方は、

自分の足にあったインソールを併用することで

もう一段質の高い歩きが可能になるでしょう。